2019.1.16のブログ

今回は地震対策についてお話をします。

地震対策にはまず、建物の前に土地の地盤をしっかりと建物を建設する地所、配置を決定し
正確に調査、確認をし、必要であれば地盤補強し、適切な基礎の計画をすることが必要です。
よく聞くことですが先に地盤調査だけでもしませんか?と住宅会社から言われて調査されるケースがあるみたいですが、建物の大きさ、間取り、配置が決まらないうちにとりあえずの地盤調査はまったくもって無意味です。

地震対策には大きく分けて3つ、耐震、制震、免震とあります。
耐震とは建物の構造体の強度で地震の揺れに耐えて建物の変形、倒壊を防ぐことです。

耐震には1~3までの等級があり、耐震等級1は数百年に一度程度の地震(震度6~7程度)に対して
倒壊や崩壊しない、数十年に一度発生する地震(震度5程度)に対して損傷しない等級。

耐震等級2は等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる(主に学校や病院などの耐震性能が等級2です)

耐震等級3は等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる(主に消防署や警察署などの防災の拠点となっている建物は等級3です)

耐震等級を高めるために考えられる方法は、頑固な基礎をつくるのは大前提でありますが、壁を強化する、床と屋根を強化する、柱、梁、土台の接合を強化する、梁も強化するとあります。
間取りによっても出来る出来ないがありますので、柱、壁の配置、量を意識してプランニングをしましょう。

次回へ続く

株式会社樋渡建設
代表取締役 樋渡芳成