平屋にはメリットが多く、世代を問わず住みやすいところが魅力です。住みやすいことから終の住処として選ぶ年配の方はもちろん、おしゃれな雰囲気や個性的な平屋をご希望される若い世代も増えている傾向にあります。
平屋の家におけるメリットとデメリット
◆幅広い世代に住みやすさを提供する5つのメリット
ライフステージの変化に対応できる柔軟な家
長く住み続けるには、暮らしやすさを維持できることが大切です。平屋はライフステージの変化に対応しやすく、幅広い世代に心地よい暮らしを叶えます。子どもに目が届きやすい環境であることは、若い世代に大きなメリットといえるでしょう。子育て中には一瞬たりとも目を離せない時期があり、1階と2階の往復が必要な家では常に心配しなければならないことも多いです。子どもが動き回るようになると、階段からの転落事故にも注意しなければなりません。一方、1階しかない平屋は洗濯や掃除などの家事をしていても子どもを見守りやすく、階段における事故のリスクも回避できます。家族とのコミュニケーションを取りやすい点も魅力です。平屋の家は、安心して子育てしやすい環境を実現します。

1階建ての平屋なら、高齢になってからの暮らしやすさも維持できるでしょう。若いときに比べると、体力的に1階と2階の往復が難しくなってしまうこともあります。2階の掃除といった家事が負担になることもあるでしょう。2階に子ども部屋がある家の場合、子どもが独立したあとの使い道に悩んだり、物置になってしまったりといった傾向もあります。一方、平屋での暮らしは1階だけですべてのことができるため、高齢になっても体への負担が少ないです。長く住めるようにバリアフリーな設計を検討している若い世代の方も、平屋を選択肢に入れてみましょう。平屋は子育て世代から高齢になったときまで、ライフステージの変化に対応します。

平屋は掃除がしやすい
2階への移動がないので、掃除がしやすいのもメリットです。掃除機を持って階段を上がったり下りたりする必要がなく、コード付きのものも使いやすいでしょう。さらに、危険が伴うこともある2階の窓ふきは必要ありません。また、トイレ・お風呂・脱衣所を除いたほとんどの場所を掃除できるロボット掃除機の活躍も期待できます。

自然災害に強い平屋
地震の多い日本では、自然災害に強い家であることが重要です。地震や台風による揺れは、1階建てよりも2階建てのほうが影響を受けやすいといわれています。高くなればなるほど揺れやすいため、平屋の家は自然災害に強いといえるでしょう。
高所作業がないので修繕費用を抑えることができる
2階建ての住宅は、修繕の際に高所作業が必要になることが多いです。将来的に修繕費用を抑えたいのであれば、平屋作りは大きなメリットになります。

◆平屋にはデメリットも
ゆとりある空間にするには敷地が必要
2階がない分、ゆとりのある空間づくりをするには十分な敷地が必要です。ある程度の敷地面積があるとよいでしょう。また、天井を高くすることにより開放感を持たせるといった工夫もご提案いたします。

家の中央になるほど日光が届きにくい
高さのない平屋は、中心部に日の光が届きにくいです。特に2階建ての住宅に囲まれている平屋は、暗くなりやすい傾向があるでしょう。弊社では日当たりを考え、さまざまなアプローチで暮らしやすい平屋づくりを行っています。

水害時に床上浸水のリスクがある
水害時は高いところに避難しなければなりませんが、平屋には2階や3階がありません。また、すべてのものが1階にあるため、床上浸水の被害が大きくなるリスクもあります。平屋を建てる際は水害リスクのない土地を選んだり、地盤や基礎を高めにしたりなど、水害を想定した対策が重要です。
平屋の坪単価は2階建てよりも高くなる
2階建てと平屋では、どちらが安く建てられるのか気になる方も多いでしょう。同じ延床面積で比較すると、2階建てよりも平屋の方が基礎も屋根も面積が広くなるため高価格になります。しかし、平屋は修繕作業の際に足場を組む必要がないため、その分の費用はかかりません。そのため長期的なコストパフォーマンスで見た場合、一概に平屋が高いとはいえません。

平屋を建てるときに失敗しないためのコツ
樋渡建設で叶う心地よく暮らしやすい平屋
平屋はライフステージの変化に対応しやすく、子育て世代から年配の方まで幅広い世代にとって暮らしやすい家です。修繕の際も高所作業がない分、費用が安く済む傾向にあります。効率のよい生活導線が得られるので、家事がしやすく家族との時間も増えるでしょう。平屋はメリットが多い一方でデメリットもありますが、弊社のさまざまなアプローチで解決へと導く自信があります。樋渡建設の平屋は高気密、高断熱はもちろん、風通しや採光の確保を考慮した「設計力」が強みです。ぜひお気軽にご相談ください。