高性能住宅が一般的な住宅と比べてお得な理由

投稿日 2022年9月13日
更新日 2022年10月10日
著者樋渡建設
カテゴリー家づくりサポート

高気密・高断熱の住宅は費用が高い?? 確かにそうかもしれません。高性能の材料や設備により、初期費用は一般的な住宅よりも高くなります。ですが、ランニングコストはどうでしょう？ここでは初期費用が高くなる理由、そして高気密・高断熱住宅がトータル的にお得になる理由をお伝えします。　

高気密・高断熱住宅とは

高気密・高断熱の住宅とは、「気密性や断熱性が高い家」のこと。
気密性が高いと、家のすきまが小さくなり計画的な換気ができるようになります。
断熱性が高いと、外気に左右されにくく、夏は涼しく・冬は暖かい年中快適な温度を保つことができます。そのため、エアコンを効率的に使用できるなど省エネに効果的。日々の光熱費（ランニングコスト）を抑えることができます。

さらに、気密性や断熱性が高いと各部屋の温度差が小さくなるため、ヒートショックのリスクを大きく軽減します。また窓ガラスや壁の結露が起こりにくいので、カビの発生も抑制。計画的な換気によって、ダニやホコリなどのアレルギー物質の発生も抑えることができ、健康面にとても配慮した住宅といえます。

樋渡建設では、国が定めたZEH住宅の基準をクリアすることはもちろん、自社でさらに厳しい基準を設け、それを上回る水準の住宅を提供しています。また、HEMS（家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム）を導入したり、耐久性のある外壁を使用するなど、更なる高性能住宅の高みを目指しています。

HEMSを標準装備

HEMSとは、Home Energy Management System (ホームエネルギーマネジメントシステム)」のこと。家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。

外壁

高い耐久性と持続する美しさ。断熱性能の低下が起きないよう壁内の湿気を放出する外壁。メンテナンス費用や光熱費の削減にも一役買っています。

そもそもランニングコストってなに？？

それは、「生活をする中で毎月必要になる支出のこと」。

電気代、ガス代、食費…。特に電気代などの光熱費は、家電機器の性能だけでなく、「家のつくり」に大きく影響します。長く住み続けるおうちのこと。長期的な目線で経済的でありたいですね。

ランニングコストを考えると、高性能住宅は一般的な住宅と比べてお得！

「初期費用が高くなるなら一般的(普通)の家でいい。」「性能よりデザイン重視でしょ？」「ウチの地方ではそんな住宅装備必要ない。」
そのように考える方もいらっしゃるでしょう。
ちょっと待って！もう一度検討してみませんか？　

何十年も住み続ける家。必要なのは長期的な視点です。日々かかる費用が少なく、将来的なメンテナンスも最小限で済むような家。「長い目で見てコスパが良い家」。それが本当にお得な家なのです。

高性能住宅と一般的な住宅の「住宅ローンと電気代の違いの比較」

1.建設初期費用や住宅ローン：
高性能住宅 ＞ 一般的な住宅

高性能な材料や設備を導入することで、初めにかかるお金は高くなります。それに伴い住宅ローンも若干上がります。ですが、毎月のランニングコスト（固定費）を見てみましょう。

２.電気代などの光熱費(ランニングコスト)：
高性能住宅 ＜ 一般的な住宅

高性能住宅(高気密・高断熱住宅)は、外気に左右されにくいことから、家の中を一定の温度に保つことができ、エアコンの効きが良く、効率的に使用できます。

３.将来的なメンテナンス（修理修繕）の必要性：
高性能住宅 ＜ 一般的な住宅

家の修繕にはさまざまなカテゴリがあります。家電・給湯などの設備メンテナンス。外壁などの目に見えるメンテナンス。そして１番重要なのは、構造部のメンテナンスです。

構造部修繕の原因となる最大のものは、湿気。水分・結露が大きな原因となり、柱や梁・床の腐食、断熱材の劣化につながっていきます。

高性能住宅はまず、気密性を高めて家中のスキマを小さくすることで、計画的な換気ができるようにします。さらに断熱性の高い玄関ドアやサッシ、より性能のよい断熱材や玄関ドア・サッシを使用することは結露の発生を抑えてくれます。そのため、長い年月を経ても柱や床が腐る可能性が限りなく低くなり、メンテナンス費（修繕費）を抑えることができるのです。

中途半端な「高気密・高断熱住宅」にはご注意を！

「高断熱だけ」では、高性能住宅になりません。「高気密」は必須です。「高気密」でないと、家のランニングコスト(固定費)は一般的な住宅と変わりません。

気密性能C値や断熱性能Ua値などの性能値をしっかりと確認しましょう。一般的には馴染みのない言葉や数値、イメージも湧きにくいことがたくさんあります。そんなときは、工務店に質問するのが一番ですね。

住宅費用は初期費用だけでなくトータル（ランニングコスト）で検討することが大事

誰でもお得に家を建てたいもの。家は大きなお買い物。初期費用をできる限り少なくしたいと思うのは誰しも同じです。ですが、家は長く住み続けるもの。長期的にお得になることが何より大切です。高性能住宅と一般的な住宅を比較しながら、ランニングコストについても検討してみましょう。

まとめ

佐賀県伊万里市・武雄市に拠点を置く樋渡建設は、高性能住宅(高気密・高断熱住宅)を提供しています。

古い住宅も立ち並ぶこの地域は、新築だけでなく中古物件リノベーションも多く依頼をいただきます。その際お客様が一番驚かれるのが、「暑くない・寒くない・快適！」ということ。従来の住宅は、夏は暑くて当然、冬は寒くて当り前でした。高性能住宅(高気密・高断熱住宅)のポイントは、「年中を通して温度が一定で快適であること」。樋渡建設では、国が提示した基準値よりもさらに厳しいハイレベルな独自基準を設け、高性能住宅を造っています。いつまでも快適に健康で過ごせる家。高性能住宅についても、樋渡建設へぜひお問合せ下さい。